何度ツイート(ポスト)しても、全然インプレッションが増えません。
バズるなんて夢のまた夢です。
インプレッションが増えるツイートには理由があります。
実例をみながらいっしょに分析していきましょう。
インプレッションを増やすために必要なもの
滞在率とは
- 自分のポストのテキストを読んでいる時間
- 自分のポストの動画をみている時間
- 自分のアイコンやプロフィール、タイムラインをみている時間
- 自分のスペースを聞いている時間
- つまり、自分のアカウントに人が滞在している時間です
滞在率を伸ばすためには
数あるポストの中で、読まれるポストになる必要がある
上のブログ記事にも書きましたが、
【 拡散の科学 】という資料がネットで無料ダウンロードできる。
そこには、
- 直感
- 知識
- 主張
- 納得
- 声援
- 欲求
と記載されている。
詳細→https://marketing.twitter.com/content/dam/marketing-twitter/apac/ja/insights/kakusan/kakusan.pdf
つまり、人の感情に刺さるもの、有益な情報と納得されるものが読まれやすく、かつ拡散されやすい。
これはオクシンさんがポストで研究されており、それがこちら↓
そのため「おはようございます」などの挨拶ポストではインプレッションは増えにくい
引用ポストされることが少なすぎるから。
とあるインフルエンサーさんにアドバイスをいただいたのは、
が大事と言われた。
1つのポストを読んで、いろんな意見が出る。
自分の意見を考える時間はそのポストに滞在しやすい。
さらに、そのポストによせられたコメントを見て、さらに賛否がうまれる。
滞在率の連鎖がうまれる。
読まれるポストに必要なもの
どんなインフルエンサーさんも口を揃えて言われること
それは
これが大事すぎます!
1行目がつまらないと滞在されず離脱される可能性が高い。
キャッチコピーもそうであり、1文目に魅力を感じないと商品が売れにくいと聞きます
1行目で読み手を引き込み、その続きを読んでもらう
その後の文章もライティングは大事ですが、冒頭1行目がつまらないと離脱率がかなり高まり、
インプレッションは増えません。
逆にこの冒頭1行目とそれ以降のライティングがうまいと、
そのお手本のアカウントを下記で紹介して、ポストの文章も分析していきます。
参考書
その前に、ぼくが実際に読んだなかで冒頭に特化した ” 超オススメの本 ” は、
① →「三行で撃つ」近藤康太郎 #PR
② →「伝わるのは1行」田口まこ #PR
どちらも冒頭の見出しを意識した本です。
幾千とあるポストの中で勝ち抜くためには、まず冒頭の1行目!
100万インプレッション超えのツイート3選
ここでは、ぼく” 超かたこりくん ”が選出した100万インプレッションを超えたツイートを3つ紹介します。
3名ともフォロワー数は1万以下ですが、日々高インプレッションを叩き出しています。
※ポストの掲載に関して、ご本人様たちから許可を得ています
コモさん 977万インプレッション
R6/02/12 記事作成時のデータ
コメント271件 いいね2.6万 リポスト3757 引用ポスト648 インプレッション977万
ストーリー調の3連ツリー型ポスト
ポストから抜き出した文章がこちら ⬇︎
1ツイート目
- 「座ってんじゃねぇよ」
-
冒頭。もっとも大事な見出しは強めのセリフからスタート!
- 友人が妊娠初期の頃、バスで優先席に座っていたら、近くにいた女子高生2人組に突然そう言われたそうだ。
-
2行目。登場人物は「妊娠初期の友人」と「女子高生2人」
場所は、バスの優先席。状況は、突然。
- そしてなんと、足を蹴られた。
-
足を蹴られたという、起きたこと、行動が表記されている。
- 恐怖心で席を立ち、移動したあと、しばらくして『お腹に赤ちゃんがいますステッカー』を目にして→
-
恐怖心という感情、お腹に赤ちゃんがいますステッカー妊婦さんがつけるアイテムを身につけていた事実。
1ポスト目に
・セリフ
・登場人物
・場所
・現象、起きたこと
・感情
・事実
が記載されている。そして、「目にして→」どうなったか気になる展開で2ポスト目へ。
2ツイート目
- 「やべぇ、妊婦じゃん」と言っているのが聞こえてきたそう。
-
冒頭はセリフ。聞こえてきそうということは印象(イメージ)
- 彼女たちは、友人がどいた席にお年寄りを座らせていたという。
-
優先席にお年寄りを座らせた。
ここで、女子高生たちはお年寄りを座らせるために、友人を「蹴った」という行動がわかる。
優先席から立たせるために蹴ってよい?
お年寄りを座らせたからいい子?
という賛否がおこりそう。(←かたこり予想)
- だから悪い子達じゃないと思うけど、怖かったと、言っていた。
-
友人は、「悪い子達じゃない(やや肯定)」「けど恐怖(否定)」の両立した意見を述べる。
- 正義感が根っこにある攻撃ほど怖いものはないと、そのとき知った。→
-
「正義感が根っこにある攻撃ほど怖いものはない」
正義なのに「攻撃」「怖い」という矛盾が上手い!!!
3ツイート目
- SNSをはじめネットの世界なんかは特に、真相の分からない様々な情報で溢れかえっている。
-
出来事とSNSの世界をリンク・比喩させている
- リアルででも、自分たちの見落としで人様を蹴る人がいるのだから、ネットならなおさらだ。
-
蹴る⇨誹謗中傷の世界の話しへ
- 送信ボタンを押すそのときに、ほんの一瞬
『これ本当に事実?』(さらに表示)
『この気持ち本当に正義感?』と、自分を疑うことは大切だなと思う。自戒を込めて。 -
ここで140文字以上のテキストで出てくる「さらに表示」を使用
タップすることで全てのテキストが表示されるポストの機能
「認証マーク」がついているユーザーにしかできない
タップすることで、そのポストのエンゲージが上がる。
テキストを読んでいる「滞在率」が増えやすい!
文章の内容は、自分を疑うことは大事と読み手にも考えさせる内容。
さらに「自戒を込めて」という言葉で締めるキリの良さでフィニッシュ!
END
こじとみさん 343万インプレッション
R6/02/12 記事作成時のデータ
コメント130件 いいね1.3万 リポスト2208 引用ポスト420 インプレッション343万
ストーリー調の4連ツリー型ポスト
ポストから抜き出した文章がこちら ⬇︎
1ツイート目
- 「すいません、あとどれくらい待ったら順番来るかしら?」 お年を召した女性がクリニックの受付で聞いている。ここは、人気のレディースクリニック。早く受診したいと、開院のずいぶん前から並んでいた様子がうかがえる。このクリニックは予約ができるものの、ネット受付のみ。 →
-
コモさんとは異なり、改行なしの文面。
しかし、一緒なのは冒頭がセリフでスタート。
登場人物は、お年を召した女性
場所は、人気のレディースクリニックの受付
状況は、女性が早く受診したくて並んで受付に聞いている。そしてネット受付のみの最近よくみがちなシステム。
コモさん同様、1ポスト目にセリフ、登場人物、場所、状況を説明している。
2ツイート目
- スマホは持っているものの、予約システムのアプリケーションは入れてない様子。そもそも生活に必要な最低限の機能「電話」しか使ったことがないのだとか。ご主人の介護の合間に受診したく、周りの目を気にしながらも何とか順番を早めてもらえないかと訴えている。→
-
状況は、
・予約アプリを持たずに並んでいたことがわかる
・電話しか使ったことがない
・ご主人の介護
・忙しい合間
・受診を早くしてほしく訴えている
日常の、スマホに慣れていないご老人のあるある要素が伝わる
3ツイート目
- どんどん便利に、快適になっている一方で、ついていけず困っている人もいる。頼れる人を見つけるのだってそんなに簡単はことではないし、近くに家族がいても頼れないケースだってある。そういう方のことをどうか「情弱」などという言葉で片づけないでほしいと、切に思う。いつかわたしたちも→
-
コモさん同様、出来事と現実の世界を比喩している
便利に快適になる世界。しかし、不便に感じている人がいること
その人たちを批判するような人がいることを書かれている
そして、わたしたちも→と気になる次への送り方でラストのポストへ。
4ツイート目
- 時代についていけない!なんてことも十分にありえるのだから。そんな時のためにも、好奇心を持ち続ける、人との関わりを大事にする、何より健康でいることが大切なんだと感じる。こうしてTwitterで皆様触れ合うことで「大丈夫!」を確認できる幸せよ…。だから声を大に言わせてね。ありがとう!
-
自分たちが時代についていけなくなったときのために、何をすべきか。
好奇心、健康の大事さ。
そして「だから声を大に言わせてね。ありがとう!」と呼びかける文章でフィニッシュ。
END
A子さん 1752.1万インプレッション
R6/02/12 記事作成時のデータ
コメント308件 いいね3.8万 リポスト3721 引用ポスト1273 インプレッション1752.1万
ストーリー調の3連ツリー型ポスト
ポストから抜き出した文章がこちら ⬇︎
1ツイート目
- 「20代以上はクソババア。抱けるわけねぇじゃん」居酒屋で隣の席の20代男子4人組が大きな声で話してる。店内に30代、40代のお姉さま方の耳がピクリとしていたに違いない。酔った勢いで、書道4段のワタシがモノ申そうかと立ち上がった時「年上スゴくエロいよ」その中の男子が放った言葉に、着席した↓
-
上記おふたりと同様に冒頭はセリフから!
しかも、「クソババア」や「抱けるわけねぇじゃん」とパワー強めの文章。
場所は、居酒屋。
登場人物は、20代男子4人組、店内の30代、40代お姉さまたちと書道4段のわたし。
状況は、酔っ払った男性が暴言をはいているのを周りの女性に聴こえている。そして怒ろうとA子さんが立った時に
男子が真逆の意見を言った描写。
そして、書道4段という強そうで全然関係ないおもしろさがついてまわる。
周囲の女性が怒り(感情)そうな展開の中、真逆(賛否)の意見を言ったところで次のポストへ。
2ツイート目
- その後、その年上好き男子(20代)の話に、聞き耳たててたら「LINEの文面も大人の余裕あるし」「電話も色気があって会話だけでもドキドキさせてくれる」「実際ベッドの上でも…」と、自分が褒められてる訳でもないのに、スゲェ酒が美味くなったもんだから、店内の女子みんな彼に奢りたかったと思う↓
-
登場人物に、真逆の意見を言った彼が「年上好き男子」として名前をつけられて加わる
1ポスト目は年上女性を露骨に否定する発言から始まるポスト。
しかし、2ポスト目は年上女性を肯定しまくるポスト。
最後に、「スゲェ酒が美味くなったもんだから、店内の女子みんな彼に奢りたかったと思う」
これはA子さんの味覚の主観と、他の女性への感情を予想した内容だが、
おそらく女性の共感者が爆増。
男性側は、共感者と否定者があらわれる。
文章のユーモアを入れながら、年上女性への性の観点に対して賛否の嵐を巻き起こしている。
3ツイート目
- 年下メンズシリーズぅ↓
-
3ポスト目は、過去の「年下男子」のポストを引用で貼りつけたもの。
主のポスト「年上女性」と関連しているポストを貼ることで、
そこに誘導し滞在率を増やす結果につながったと思われる。
END
100万越えインプレッションを読んで気づいたこと
共通点が↓
- 冒頭はセリフから
- 1ポスト目に「登場人物」「場所」「状況」がわかる
- 「さらに表示」はそこまで多用していない
- フィニッシュにオチや呼びかけ、ユーモアを持ってくる
冒頭がセリフはたまたまかもしれないが、
だと思った。
それと、
この状況が非常にわかりやすかった。
主語が抜けたり、書き手の主観的な感情ばかり入っていない。
読み手が、書かれている内容の情景がイメージしやすいことも重要。
また、
がポストの中に含まれていた。
賛否の嵐により引用ポストが吹き荒れたため、拡散にもつながったと予想される。
まとめ
インプレッションを増やすには、
- 滞在率
- 賛否
- 冒頭1行目
- 登場人物・場所・状況をはっきりする
- 情景がわかるように、主語・行動をしっかり伝える
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